国連安全保障理事会が北韓の4回目の核実験などを受けてことし3月に採択した北韓制裁決議にもとづいた履行報告書をこれまでに提出した国は、47か国であることが分かりました。
外交部の当局者が3日発表したものです。
3回目の核実験を受けて北韓制裁決議が採択された2013年には、18か国が報告書を提出しており、それに比べると、29か国増えたものです。
アメリカの政府系放送、ボイス・オブ・アメリカによりますと、各国が提出した報告書のページ数も、2013年に比べて増えているということです。
国連安保理が2日までに公開した36か国による報告書のページ数は合わせて157ページ、報告書1件当たりの平均ページ数は4.3ページで、2013年の全体のページ数69ページ、平均3.8ページに比べて、それぞれ増えています。
国別では、キプロスが提出した報告書が21ページで最も長く、アメリカ19ページ、日本13ページ、韓国10ページの順となっています。
国連の北韓制裁決議は、安保理の採択から90日以内にすべての国連加盟国が制裁決議の効果的な履行のための具体的な措置を報告するよう求めています。