北韓の崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長がリオデジャネイロオリンピックの開会式に出席するため、現地時間の4日、リオデジャネイロ入りしました。
崔竜海氏は、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の最側近とされ、今回の訪問で、北韓の選手を激励し、5日に行なわれる開会式に出席するなど、活発な外交活動を繰り広げるものとみられています。
特に、IOC=国際オリンピック委員会の委員らとの夕食会に出席するなど、国際社会の一員としての姿勢をアピールするものとみられています。
崔竜海氏の今回のリオ訪問には、スポーツ外交を通じて国際社会からの孤立を回避するための突破口を見出す狙いもあるとみられており、リオに滞在する間、ほかの国の首脳と会談する可能性や、ほかの国を訪問する可能性に注目が集まっています。