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社会

釜山・蔚山での臭い 「原因は付臭剤・工業団地の悪臭」

Write: 2016-08-05 13:00:38Update: 2016-08-05 13:00:38

釜山・蔚山での臭い 「原因は付臭剤・工業団地の悪臭」

先月、韓国南東部の釜山(プサン)と蔚山(ウルサン)で発生した悪臭について、調査を進めてきた官民合同調査団は4日、原因は、それぞれ付臭剤と工業団地からの悪臭とする調査結果を発表しました。
先月21日から23日ごろにかけて、釜山(プサン)と蔚山(ウルサン)地域では、ガスの臭いがするとの通報が相次ぎ、消防や警察などが原因解明に乗り出し、都市ガスの配管や港に停泊中の液化天然ガスの輸送船などを調べましたが、いずれからも異臭の原因は見つからず、官民合同の調査団が設置され、調査を進めてきました。
合同調査団は4日、悪臭の原因について、釜山は付臭剤、蔚山は工業団地からの悪臭とする調査結果を発表しました。
このうち、釜山については、通報が殺到した日にガス漏れなどの事故はなく、関連施設にも異常がなかったことから、配管からのガスの漏洩を検知できるように都市ガスに注入される付臭剤を、当日、匂いを嗅いだ37人に嗅がせたところ、ほとんどが同じような匂いだった答えたということです。
また、蔚山については、通報が相次いだ23日の空気汚染度を測定したところ、二酸化硫黄などの化学物質の濃度が普段より顕著に高くなっていて、近くの工業団地で発生した悪臭が、低気圧などの影響で、普段より広く拡散したことが原因だと説明しています。
釜山と蔚山での匂いは、拡散がいずれも短期間だったため、健康への影響は心配ないということです。
国民安全処は、今後、ガス漏れや悪臭が広がった場合などを想定してマニュアルを補完し、悪臭検知装置を拡充するなど、対策をまとめるとしています。

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