アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム、サードの韓半島配備に反対する最大野党、ともに民主党の議員ら6人が来週、中国を訪問する計画ですが、これについて中国のメディアが、大きく取り上げています。
中国の共産党機関紙、人民日報の国際版、環球時報は、6日、「サードの韓国配備に反対する韓国野党の議員6人が、来週、サード問題と関連して意見を聞き取るために中国を訪れる」と伝えました。
このメディアは、今回、中国を訪問する議員のリストや日程についても詳しく伝えました。また、これら議員の中国訪問が、韓国政府やメディアから非難されていることについて不快感を示しました。
ともに民主党の金映豪（キム・ヨンホ）議員ら6人は、8日から3日間の日程で中国を訪れ、中国現地の意見を聞き取るほか、北京大学の教授らと座談会を開催することにしています。
議員らは、党レベルではなく個人の資格で行くものだとしていますが、与党、セヌリ党は、「事大主義的な売国行為を直ちに中断してほしい」と非難しています。
一方、中国は、サード配備により、北韓に対する国連制裁決議が悪影響を受ける可能性があると警告したのに続き、6日には、北東アジアが冷戦時代に逆戻りする恐れがあると、連日激しく反発しています。