公正取引委員会は、韓国トヨタ自動車が車両の安全性について、誇大広告の疑いについて、調査に乗り出しました。
関係当局と業界によりますと、韓国トヨタ自動車がスポーツユーティリティ車両(SUV)の「RAV4」の広告で、広告・表示に関する法律に違反したという消費者からの通報を受け、公正取引委員会が調査に着手したということです。
問題となっているのは、韓国トヨタ自動車が「RAV4」の一部の年式別モデルについて、アメリカの高速道路安全保険協会からの最高評価である「トップ・セーフティー・ピック+」を獲得したと広告した点で、通報した消費者たちによりますと、アメリカで販売されているモデルには「トップ・セーフティー・ピック+」を獲得するための安全補強部品が設置されているのに対し、韓国で販売されている「RAV4」のモデルには安全補強部品が設置されておらず、韓国トヨタ自動車が車両の安全性について虚偽表示をしたということです。
公正取引委員会は、早ければ9月に全員会議を開き、韓国トヨタ自動車が法律に違法しているかについて最終決定を下すとしています。