猛暑が続いている韓国では、ソウルで10日連続、猛暑警報が出されるなど、全土に猛暑警報や注意報が出されています。
12日午後の最高気温は、慶尚北道慶州(キョンジュ)で39度3分、大邱37度、ソウル35度6分、中部の大田35度8分など、各地で35度を超え、39度を超えている所も出ています。
気象庁は、日中の最高気温が33度を上回る日が2日以上続くと予想される場合に猛暑注意報を、35度を上回る日が2日以上続くと予想される場合は、猛暑警報を発表しています。
12日午後1時の時点で猛暑警報が出されているのは、ソウルをはじめ全国ほとんどの地域で、わずかの地域にそれより1段階下の猛暑注意報が出されています。このように韓国全土に猛暑警報または猛暑注意報が発令されたのは、2008年に猛暑警報・注意報が新設されて以来、初めてのことです。
気象庁によりますと、北太平洋高気圧の影響で高温多湿な空気が韓国上空に流れ込んでいるうえ、強い日差しが照りつけて、蒸し暑くなっているということです。
暑さは14日までがピークとなる見通しで、22日までは全国的に30度を上回る暑さが続く見通しだということです。
保健当局は、お年寄りや体の弱い人は外出を控えるとともに、十分に水分をとるなど、健康管理に注意するよう呼びかけています。