政府が安定的な財政運営のため、50年満期の国債の発行を検討しています。
企画財政部が16日、明らかにしたところによりますと、政府は、低金利が長引いていることや、長期・短期金利の差が縮小していることを受け、50年満期の超長期国債の発行を検討しているということです。
そのため、政府は、今月中にも債権市場の専門家から債権の発行時期や、条件、規模などについて意見を聞き取るとしています。
このところ、世界的な超低金利を受け、イギリスやフランスなど、OECD加盟の主要国もそろって、元本を償還するまでの期間が10年を超える超長期国債を発行しています。
企画財政部は、50年満期の国債を発行することになれば、政府の長期的な財政調達能力が国際的に認められる効果があり、財政運営の安定性が向上すると説明しています。