大統領府青瓦台は18日、朴槿恵（パク・クネ）大統領が9月4日、5日の2日間、中国の浙江省杭州で開かれる第11回G20＝20か国・地域首脳会議に出席する予定だと発表しました。
大統領府青瓦台は報道資料で、「G20首脳会議で朴大統領は、各国の首脳とともに、ことしのテーマである「革新・活力・包容力のある世界経済建設」のためのG20の政策協力方法について議論し、韓国経済に及ぼすグローバル懸案問題について意見を示す方針だ」としました。
さらに今回の訪中については、朴大統領が、これまでアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国への配備を公式に批判してきた中国の習近平国家主席と協議を行い、外交的な解決策を設けられるのかに注目が集まっています。
朴大統領の訪中期間中に習近平国家主席との協議が行われれば、サードの韓国への配備決定後、初めての韓中首脳による協議が行われることとなります。
朴大統領はG20首脳会議に先立ち、ロシアで開かれる東方経済フォーラムでロシアのプーチン大統領とも協議を行うとしており、サードの韓国への配備に反対している中国、ロシアとの話し合いに注目が集まっています。