輸出不振が続いている中、韓国のベンチャー企業の輸出が好調です。
韓国貿易協会によりますと、ことし7月までの国内全体の輸出が10.1%減少した中、ベンチャー企業の輸出は、前の年に比べて0.8％増加し、輸出額は99億9652万ドルに上っています。特に、ことし5月は、前の年の同じ時期に比べて9.8%増え、6月には5.8%、7月には1.7%増加し、３か月連続で上昇しています。
ベンチャー企業の輸出増加率は、2014年から国内全ての企業を上回り、2014年の国内企業全体の輸出増加率が2.3%だったのに対し、ベンチャー企業は9.5%。
去年は、国内企業全体の輸出が8.0％減少したのに対し、ベンチャー企業の輸出は2.5%の増加となっています。
ことし、ベンチャー企業の輸出が好調を見せている理由としては、景気が回復しているアメリカと、韓国企業の現地生産基地があるベトナムへの輸出が増えていることが挙げられています。