7月下旬からの猛烈な暑さで、各地の養殖漁業や畜産農家で、ヌマガレイやニワトリ、豚などが死ぬという被害が広がっています。
海洋水産部によりますと、猛暑による水温上昇が原因となり、各地の養殖漁業では18日までに、養殖していたヌマガレイ、ヒラメ、アワビなどあわせて84万5700匹が死に、11億3000万ウォン相当の被害が発生したということです。
また、農林畜産食品部によりますと、ニワトリ339万6000羽、アヒル11万6300羽、豚6300頭など、合わせて354万9000匹の家畜が死に、113億6900万ウォンの被害が出ているということです。これは、去年、猛暑などで死んだ家畜の数に比べて40%多いものです。
この夏の猛暑による被害額は、災害保険加入率が低い漁業者で特に大きくなるものとみられます。
物価に与える影響について、政府は、「農畜水産物の全体の生産量が多いため、物価に大きな影響はないだろう」としています。