就職活動中の若者1人当たりの1か月間の生活費は58万ウォンで、最低生活費の64万ウォンを下回っていることがわかりました。
ソウル市が、18歳から29歳までの若者713人を対象にインタビュー調査したところによりますと、就職活動中の若者1人が1か月間に使う生活費は58万ウォンで、1人当たりの最低生活費の64万ウォンを下回りました。
内訳を見ますと、｢食費｣が全体の27%でもっとも多く、続いて｢交通費･通信料｣が20.4%、｢余暇活動費｣が17%、｢職業訓練の受講料｣が16.5%などの順となっています。
生活費を調達する方法については、｢アルバイトなどで自分で稼いでいる｣と答えた人が全体の47%でもっとも多く、続いて、｢家族や親戚からの仕送りを受けている｣と答えた人が45.7%に上りました。
また、就職活動における悩みについては、｢時間の不足｣と答えた人が全体の39.6%でもっとも多く、続いて｢職歴を積むことの難しさ｣、｢生活費の不足｣などの順となっています。
これについてソウル市は、若者の就職活動をより効果的にに支援するため、当事者のニーズをしっかり把握したうえで、特定業種に限らず、より幅広い業種に対応できる支援策を講じる必要があると指摘しています。