世界各地でテロが相次いでいることを受けて、23日から、鉄道の主要な駅で、セキュリティーチェックが行われることになりました。
セキュリティーチェックが行われるのは、高速鉄道KTXのソウル駅と釜山(プサン)駅、五松(オソン)駅、益山(イクサン)駅の4つの駅です。
これらの駅には、空港と同じく、X線検査装置が設置されるほか、移動式の金属探知機が導入され、不審な持ち物を持っている人や、行動不審者に対して、セキュリティーチェックが行われます。
また、列車内でも、鉄道警察が携帯用の爆発物探知機を使って不審な荷物を検査します。
鉄道は、切符さえあれば誰でも列車に乗ることができ、利用者数も多いため、テロのターゲットになりやすいことから、政府がセキュリティー強化に乗り出したもので、年末まで試験的に行われるということです。
国土部は、漢江(ハンガン)鉄橋など、国の重要な鉄道施設に、外部からの侵入を検出する熱画像検出設備を設置するなど、鉄道のセキュリティ強化に向けた設備も充実化させていくとしています。