韓国が設立した慰安婦支援財団に、日本政府が10億円を拠出することを閣議決定しましたが、これを受けて、韓国の政府関係者が、「財団の事業を通じて、被害者の名誉と尊厳を回復し、心の傷を癒すことに力を尽くしていく」と述べました。
共同通信が伝えたところによりますと、24日午前に開かれた閣議で、韓国が設立した慰安婦被害者を支援する「和解・治癒財団」に10億円を拠出することが決定したということです。
去年12月2８日の慰安婦合意では、韓国政府が慰安婦支援を目的に財団を設立し、これに日本政府が10億円あまりを拠出するとしていました。そして、韓国で7月、慰安婦被害者を支援する財団が設立され、今回、日本からの資金拠出が決まったものです。
拠出金は、韓日の財務当局間の手続きを経て、財団に支給される予定です。