晩婚化や高齢出産が増えている中、2015年の30代後半の女性の出産率がこれまでで最も高くなっていることが分かりました。
統計庁が24日に公開した2015年度の出生統計によりますと、女性の年齢別の人口1000人当たりの出生児数で表す女性の年齢別出産率は、2015年、最も多いのが30代前半(30~34歳)で、1000人当たり116.7人、次いで、20代後半(25~29歳)が63.1人、30代後半(35~39歳)が48.3人となっています。
これを、前年に対する増加率でみますと、30代後半の女性の出産率が前年に比べ5.1人、11.8%増加し、最も多くなっています。30代後半の女性の出産率は、毎年最高記録を更新してきましたが、今回も前年の記録の43.2人を上回りました。
一方、20代前半(20~24歳)の女性の出産率は1000人当たり12.5人で前年より0.6人、4.6%の減少、20代後半(25~29歳)は63.1人で前年より0.3人、減って0.5%減少し、両方ともこれまでで最も低くなりました。
この結果、2015年の女性の平均出産年齢は、前年より0.2歳上がって32.2歳となりました。
20年前は、女性の平均出産年齢が27.9歳でしたが、そこから毎年出産年齢が上がり、2015年には4.3歳増えました。
韓国の統計庁の関係者は、晩婚化に伴い女性の出産年齢も上昇していると説明しています。