今月22日に韓国で、およそ15年ぶりにコレラ患者が発生しましたが、25日、2人目のコレラ患者が発生しました。
疾病管理本部が25日、明らかにしたところによりますと、2人目の患者は、1人目の患者が刺身を食べた慶尚南道(キョンサンナムド)巨済(コジェ)地域の住民で、この住民は、14日に鰆を食べた後、15日午前から下痢の症状を訴えて17日に入院した後、24日に退院したということです。
保健当局は、この2人の患者の間に巨済地域で食事をした以外の共通点がなく、この地域を中心にコレラ患者が集団で発生する可能性があるとみていますが、今回発生したコレラが海水を介したウイルス感染であれば、全国でコレラが発生する恐れがあり、保健当局はこの地域を中心に追跡調査を行っています。
コレラはコレラ菌に汚染された食品や飲料水を口にすると感染するもので、通常、2~3日の潜伏期間を経て発症し、下痢や嘔吐(おうと)などの症状が出ます。深刻な場合には死亡にいたるケースもあります。