韓国の家計負債が、1250兆ウォンを突破し、過去最高額となりました。
韓国銀行が発表したところによりますと、ことし第2四半期の韓国の家計負債は1257兆3000億ウォンで、前の四半期に比べて33兆6000億ウォン増えました。
第2四半期を基準にした増加幅は、統計を取り始めた2002年第4四半期以降、もっとも大きくなっており、このうち、住宅ローンが19兆ウォンで全体の60%を占めています。さらに、貯蓄銀行や組合金融など、 非預金取扱機関の負債も大きく増えています。
こうした事態を受けて、政府は、家計負債の増加幅を縮小するための総合対策を打ち出しました。
その内容としては、公共宅地の供給量を縮小するなどして住宅の過剰供給を防ぐこと、集団貸出をする際の条件を厳しくすることなどが盛り込まれています。