コメの栽培面積がこの15年間で28%減っていることがわかりました。
統計庁が26日にまとめたところによりますと、ことしのコメの栽培面積は77万8700ヘクタールで、去年に比べて2.6%減少しました。
コメの栽培面積は、2001年に108万3100ヘクタールだったのが、減少を続け、この15年間で28.1%減っています。
統計庁の関係者は、「施設や建物の建設などで耕地面積が減少している。ほかの作物への転換を推奨する政府の政策も影響している」と説明しています。
一方、トウガラシの栽培面積は、3万2200ヘクタールで、去年に比べて6.8%減少しました。
これについて、統計庁の関係者は「トウガラシは、機械を使ってできる作業がほとんどなく、労働力が多く求められる。農村人口の高齢化により、トウガラシの栽培が厳しくなっている」と説明しています。