発電所で生産した電気を工場や家庭などに送る過程で損失した電気は、 去年1年間で、金額に換算すると6732億ウォンに上ったことがわかりました。
韓国電力が明らかにしたもので、去年1年間に、送電、変電する過程で損失した電気の量は7954ギガキロワットアワーで、金額に換算すると6732億ウォンに上りました。
これは、新古里(シンゴリ)原子力発電所1号機の去年1年間の発電量に相当する量です。
電気を送信、変電する過程で損失する電気の量は、2006年は6803ギガキロワットアワーでしたが、ここ10年間で16.9%増加しています。
これについて韓国電力は、冷却水の確保のために海岸に建設される原発や石炭火力発電所での発電量が多く、長距離の送電が避けられない状況になっているためと説明しています。
2015年現在、全国の発電所から電気を送るための送電線の長さは、合わせて3332万キロメートルに上っており、2001年に比べて22%増加しています。