2014年4月に韓国南部の沖合で沈没した旅客船セウォル号の引き上げ作業が続いていますが、海洋水産部は、セウォル号を引き上げたあと、客室の部分を切断して切り離し、行方不明者などの捜索をすることにしました。
海洋水産部は、客室部分を切り離し、直立させた状態で捜索する方が時間と費用を節減でき、横たわった状態で捜索するより安全だとしています。
ただ、遺族らは、船体を切断する場合、事故原因の調査に支障が出る可能性もあるとして、他の方法を検討するよう求めていて、遺族らが反発する可能性も排除できない状況です。
セウォル号は横たわった状態で沈没していて、船体の後部に引き上げに必要なビームを設置する作業が進められています。