小中高校での学校給食が原因となった食中毒の77.4%は、高校で発生したことがわかりました。
食品医薬品安全処によりますと、ことし1月から8月までの間、学校給食が原因となって発生した食中毒の件数は31件で、このうち、24件が高校で発生しました。
現在、学校給食を提供している小中高校は合わせて1万1698校で、給食を食べている児童・生徒の数は614万人に上っています。
これについて専門家は、「ことしは例年に比べて暑い日が続いた影響で、食中毒を引き起こす病原性大腸菌が増殖しやすい環境だった。特に、高校では、昼食と夕食の2食が提供されるため、衛生管理に不備があったものとみられる」と指摘しています。