去年、韓国の若年層の失業率は9.2%で、一昨年に比べて0.2%ポイント上昇しました。
OECD=経済協力開発機構がまとめたところによりますと、2015年、韓国の15歳から29歳までの若年層の失業率は9.2%で、2014年に比べて0.2%ポイント上昇しました。
韓国の若年層の失業率は、2013年以来、毎年上昇しています。
OECD加盟国のなかで、去年の若年層の失業率が一昨年に比べて上昇したのは、フィンランド、ノルウェー、トルコ、オランダ、韓国の5か国だけでした。
OECD加盟国全体の若年層の失業率は、平均で11.5%となっています。
これについて専門家は、「ヨーロッパ諸国の若年層の失業率は、2008年の世界金融危機の影響で大幅に上昇して以来、徐々に低下している。しかし、韓国は、世界金融危機の打撃は比較的に大きくなかった反面、最近の世界的な景気不振の影響で若年層の失業率が上昇しているものとみられる」と説明しています。