三星電子は2日、充電中に発火するトラブルが相次いでいる新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」について、韓国やアメリカなど10か国で販売した250万台すべてをリコールする方針を発表しました。
三星電子のコ・ドンジン無線事業部長社長は2日、ソウルの本社ビルで記者会見し、先月19日に発売された新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」について、充電中に発火したとする消費者からの連絡を受けて調査した結果、
一部のバッテリーに欠陥があったことを認め、謝罪しました。
ノート7に使うバッテリーは2社から供給を受けており、このうち1社の製品に問題があったということです。
このため、韓国やアメリカなど10か国で販売した250万台をすべてリコールし、消費者の要望に応じて新製品や他機種に交換したり、返金を行う方針を明らかにしました。
三星電子がスマートフォンで大規模な回収に踏み切るのは初めてです。
リコール費用は、およそ1兆ウォンから1兆5000億ウォンにのぼると推定されています。
交換は、他機種の場合3日から、新製品は19日頃から始まる予定です。