北韓が先月試験発射に成功したSLBM=潜水艦発射弾道ミサイル「北極星」は、中国のSLBM「JL(巨浪)-1」にそっくりだという分析が示されました。
アメリカ国防情報局の元情報分析官でアンジェロ州立大学教授のブルース・ベクトル氏は1日、現地のラジオに対して、
「北韓が先月試験発射に成功したSLBMは、中国のJL(巨浪)-1と同じく2段式の固体燃料ミサイルだ。二つは瓜二つに見える」と述べ、中国が北韓にSLBM技術を伝授した可能性が高いとする認識を示しました。
ブルース・ベクトル氏はまた、ここ数年間、北韓が中国の移動式発射台を導入するなど、中国は北韓に数多くの軍事装備を支援してきことも指摘しました。
中国が保有するSLBMは2種類で、JL-1は射程2000キロ、JL-2は射程7400キロで、いずれもアメリカ本土には届かないものです。