韓国の職場では、正規雇用で安定的な職場が増え、所得も平均を上回っていることがわかりました。
民間シンクタンクの現代経済研究院によりますと、2015年現在、正規雇用の割合は全体の67.5%を占め、2006年に比べて3%ポイント上昇したほか、所得が平均値を上回る職場の割合は全体の39.3%を占め、2006年に比べて7.2%増加しています。
これを、雇用形態と所得水準をグループ化してみますと、正規雇用で所得が平均値を上回る職場は674万箇所個に上り、全体の34.9%を占め、2006年に比べて260万箇所個、7.9%ポイント増加しています。一方、正規雇用で所得の低い職場の割合は37.5%で、2006年に比べて4.9%減少しています。これに対し、非正規雇用で所得の低い職場の割合は27.5%で、2006年に比べて2.3%ポイント減少していますれについて現代経済研究院は、所得が高くて安定的な職場を増やすために、今後も労働条件や雇用構造の改革を進めていく必要があると説明しています。