ことし1月から8月までの期間中、未払いとなった賃金は、これまででもっとも多い9471億ウォンに上ったことがわかりました。
雇用労働部によりますと、ことし1月から8月までの間、賃金の未払いに遭遇している労働者は21万4052人で、金額は9471億ウォンに上りました。
1月から8月までの間、未払いとなった賃金が9000億ウォンを超えたのは今回が初めてです。
これについて専門家は、景気後退で企業の経営状況が厳しくなっているなか、造船業の構造調整が進むなか、請負会社への部品などの代金の支払いが遅れているためと分析しています。
これについて雇用労働部は、企業が倒産していない場合でも、未払いの賃金を政府が代わりに支払うなどして、該当する労働者の生活を支援していくとともに、賃金の未払いを防ぐために企業への取り締まりを強めていく方針を示しています。