観測史上最大の地震が発生した慶州一帯では14日未明まで余震が続いています。
14日午前0時50分ごろには慶州市の南南西9キロの地点を震源とするマグニチュード2.8の地震が観測されるなど、12~14日にかけて302回の余震が観測されました。
12日夜のマグニチュード5.1と5.8の2回の地震による被害は、これまでに確認されたところでは、けがをした人22人、建物にひびが入ったり、屋根が損壊するなどの物的被害は642件に上りました。
一方、震源から28キロ離れた月城原子力発電所は12日夜11時56分から稼動を中止し、安全点検を進めましたが、これといった問題は発見されていないということです。
原子力発電所を運用する韓国水力原子力は、ほかの原子力発電所についても精密点検を進めるとしています。