韓国人の期待寿命が81歳になりました。
期待寿命とは、現状の諸条件が維持される場合、0歳の新生児が生存できると予想される推定値を指します。
アメリカのワシントン大学保健指標評価研究所などが15日、発表したところによりますと、韓国人の期待寿命は、1990年は72歳でしたが、2013年には81歳と、23年間で8年6か月長くなったということです。
この研究所は、こうした期待寿命を減少させたり増加させたりする要因を分析した結果、韓国人の場合、減少させた唯一の要因は自殺で、この期間中に韓国人の期待寿命は自殺によって0.2年短かくなったということです。韓国は、OECD=経済協力開発機構の加盟35か国のうち、唯一自殺によって期待寿命が短かくなった国となりました。
一方、病気や事故などは、その危険性が減ったことから期待寿命を伸ばす要因となりました。
中でも心臓血管系の疾患はもっとも増加幅を大きくさせ、同じ期間中、この疾患による要因は3.9年の増加につながりました。次いで、がんが1年、慢性呼吸器疾患が0.8年の増加要因となりました。
一方、北韓では、期待寿命は、1990年の68歳から2013年には71歳となり、この23年間に3.3年伸びにとどまったものとみられています。