韓国の女性労働者の37.8%は、労働者全体の平均を下回る賃金で働いていることがわかりました。
OECD=経済協力開発機構によりますと、2014年現在、韓国の女性労働者の37.8%は、賃金の分布の真ん中に値する金額の3分の2を下回る賃金で働いていることがわかりました。
これは、調査の対象となったOECD加盟国22か国のうち、もっとも高い数値です。
一方、男性労働者の低い賃金で働く割合は全体の15.4%で、OECD加盟国22か国のうち11番目の数値となっています。
これについて専門家は、「女性労働者は、結婚や出産、育児などで以前のキャリアを維持することができず、不安定で賃金の低い仕事に従事する場合が多い。女性がより安定的に働くことができる環境を整えるべきだ」と指摘しています。