来年の韓国の経済成長率が、2.6%になるという見通しが出されました。
民間シンクタンクの現代経済研究院は18日、2017年の韓国の経済成長率は2.6%になり、3年連続で2%台の経済成長率になると予想されるという見方を示しました。
来年は、世界経済が回復の兆しを見せることで輸出が増加するものの、国内では、内需の不振で景気低迷が続くとみられるということです。
また、少子化や高齢化などによって国内の個人消費が低迷するほか、建設市場への投資も減少すると予想されるということです。
一方、企業の設備投資については、次世代の有望分野への支援や投資を促すための政策など、政府の取り組みの影響で回復に転じるとみられるということです。
これについて現代経済研究院は、「国内の景気低迷を改善するためには、個人消費を回復させるための方策はもちろん、過度な規制を緩和して企業の投資を促していく必要がある」と分析しています。