ことしの新規採用について、大企業の2社に1社は去年より縮小する見通しだと答えたこたがわかりました。
全国経済人連合会が世論調査会社の「リサーチ・アンド・リサーチ」に依頼して大企業210社に対して新規採用計画について調査を行い、20日にその結果を発表しました。それによりますと、中途採用を含めて、ことしの新規採用は「去年より縮小する見通しだ」と答えた企業は、全体の48.6%、「去年と同じだ」は40%、「去年より拡大する見通しだ」は11.4%でした。
新規採用を縮小する理由として、もっとも多かったのが、「国内外の経済や業種の景気が芳しくないため」という答えで、続いて「会社の経営が厳しいため」が32.4%、「定年の延長で退職者が減り採用枠が減ったため」が9.8%の順でした。
一方、新規採用を増やすと答えた企業の理由でもっとも多かったのが、「景気とは関係なく人材を確保するため」という答えで62.5%、続いて「業種の景気が改善、または改善する見通しであるため」が29.2%の順でした。