昨年11月にソウル中心部で行われたデモに参加し、警察の放水に直撃されて意識不明になっていた男性の、農業、ペク・ナムギさん(69)が25日、入院先の病院で死亡しました。
昨年11月の集会は労働組合や農民などによる政府糾弾集会で、主催者発表でおよそ13万人が参加、警察は催涙剤入りの水を放水銃で発射し、この男性は高圧の水を顔面に直撃され、脳内出血を起こして、意識不明になっていました。
検察は25日夜、ソウル中央地方裁判所に男性の死因などを究明するための司法解剖を請求しましたが、裁判所はこの請求を棄却しました。
遺族らは、検察が司法解剖を請求したことについて、警察の放水に直撃されて死亡したのがはっきりしているとして、反発しています。
25日夜には葬儀場前で男性を追悼するロウソク集会が開かれ、1000人余りが参加しました。