26日午後9時5分ごろ、韓半島東の海・東海で訓練中だった対潜ヘリコプターが墜落し、操縦士ら乗員3人が行方不明となっています。
墜落したのは、対潜ヘリコプター「リンクス」1機で、韓米両海軍による北韓の潜水艦や地上施設などへの攻撃を想定して26日に東海で行われた合同軍事演習中に墜落しました。
韓米夜間連合訓練中の26日午後9時すぎ、救難信号を出してから通信が途絶え、レーダーから消えたということです。
韓国海軍は、夜間捜索の結果、27日午前0時ごろ、ヘリのドアなど胴体の一部や操縦士のヘルメットなどを発見し、引き揚げましたが、ヘリに乗っていた3人はまだ発見できていません。
海軍関係者は、「訓練条件は良かった」と述べ、事故当時の気象状況に問題はなかったという認識を示しました。
ヘリは1999年に導入されたもので、機体の老朽化の問題はなく、また、操縦士については、飛行時間770時間のベテランで十分な経験があると説明しました。
海軍は、事故調査委員会を立ち上げ、事故の原因を調べています。