警察の放水の直撃を受け死亡したペク・ナムギさん（69）の遺体が、条件付で司法解剖されることになりました。
検察は、男性の死因などを究明するために司法解剖を請求し、裁判所が認めたものです。
しかし、解剖の場所と方法については、遺族が望む場所で、指定の専門家が立ち会うよう条件をつけ、この条件が満たされない場合、令状を執行できないようにしました。令状の執行期間は来月25日までです。
ペク・ナムギさんが死亡した後、検察は今月25日、男性の死因などを究明するための司法解剖を請求しましたが、遺族らは警察の放水に直撃されて死亡したのがはっきりしているとして、反発していました。
検察と警察は、29日から遺族らと話し合うとしています。
ペク・ナムギさんは去年11月、大規模な集会に参加した際、警察の放水の直撃を受け意識不明となっていましたが、今月25日に死亡しました。