中国から贈られ韓国南部の慶尚南道(キョンサンナムド)で繁殖を行っているトキの数が171羽に増え、4日から一般に公開されます。
韓国では、野生のトキは、37年前に観察されて以降、生存が確認されていませんが、2008年に中国から1組のつがいが贈られ、慶尚南道で繁殖を行う「トキ増殖プロジェクト復元事業」が行われています。
繁殖プロジェクトの結果、トキは171羽となり、来年秋の放鳥を目指しています。
トキは、4日から、慶尚南道昌寧郡にある「トキ復元センター」で一般に公開され、来年秋に放鳥されれば、野生でも観察できるようになる見通しです。
トキは、韓国で天然記念物第198号に指定されており、昔は、韓国でもよく観察されましたが、狩猟や戦争により殆ど絶滅状態になっています。