白菜など野菜の値段が急騰し、先月の消費者物価の上昇幅が5か月ぶりに1%台となりました。
統計庁が5日に発表した9月の消費者物価動向によりますと、先月の消費者物価指数は、前の年の同じ時期に比べて1.2%上昇し、ことし4月以来、5か月ぶりに1%台を回復したということです。
品目別でみますと、猛暑の影響により、前の年の同じ時期に比べて白菜の価格が20倍、ほうれん草、大根、青唐辛子の価格が10倍上昇したほか、韓牛は10%、家賃は3.4%上昇し、物価を引き上げる要因となりました。
統計庁の関係者は、「全体的に原油安の影響は続いているが、サービス物価は上昇傾向を見せており、猛暑により農畜水産物の物価が大幅に上昇した」と説明しました。
また、原油安、電気料金の引き下げなどによる影響を除けば、デフレが懸念されている中でも物価は上昇し続けている状況だとしました。