韓国の全国経済人連合会と日本の経済団体連合会の代表による懇談会が10日、ソウルで開かれ、第三国市場への共同進出や防災分野での協力を強化することで一致しました。
懇談会では、去年11月の韓日首脳会談後、両国関係が安定しつつあることを歓迎するとしたうえで、今後も経済分野の協力を強化していくことにしまました。
第三国市場への共同進出については、製造業や資源開発、インフラ建設など、幅広い分野で韓国と日本の企業が第三国に共同で進出してきたが、これを支援する仕組みが不十分だとして、具体的な支援の仕組みを作るためのセミナーを開くことにしました。
また、韓国で最近、マグニチュード5.8という地震が発生したことを受けて、自然災害に備えた防災分野の協力を強化していくことでも合意しました。
さらに、2018年の平昌冬季オリンピックや2020年の東京オリンピックに向けて、協力を拡大していくことでも合意しました。
経団連の榊原定征会長は10日に朴槿恵大統領を表敬訪問する予定です。