ことしに入り、韓国史関連書籍の販売部数が過去最多となりました。
韓国の大手書店、教保（キョボ）文庫が11日、明らかにしたところによりますと、ことし1月から9月30日までの韓国史関連書籍の販売部数が20万部を超えて過去最多となったほか、全体の歴史関連書籍のうち、韓国史関連書籍が57.6％を占めるなど、ここ10年間でもっとも高くなったということです。
期間中、もっとも売れた韓国史関連本は、有名韓国史講師、ソル・ミンソクさんの著書「ソル・ミンソクの朝鮮王朝実録」、「ソル・ミンソクの分かりやすくてためになる韓国史特別講義」、政治家、柳時敏(ユ・シミン)さんの著書「私の韓国現代史」の順でした。
購入者を年齢別で見ますと、40代が32.6％、30代が26.1％と、30～40代がおよそ半分以上を占めました。
こうした人気の背景について、教保文庫の関係者は、「最近分かりやすくて面白い歴史本が大きな人気を集めていることに加え、歴史的背景を描いているドラマや映画が増えたことが影響したとみられる」としています。