「ギャラクシーノート7」の新しい製品からも発火したことで、三星電子が13日から、製品の交換や払い戻しサービスを始めました。
ギャラクシーノート7はこれまで、韓国国内でおよそ50万台が売れています。
三星電子によりますと、13日から年末まで購入先の売り場を訪れれば、別の製品への交換または払い戻しが受けられるということです。
払い戻しの場合は、これまでの分割払い代金が払い戻されます。
交換は、LG電子やアップルなど他社の端末にも交換できますが、三星電子の別の製品に交換する場合は、三星電子が10万ウォン相当のサービスをするということです。
移動通信会社は、こうした手続きについて携帯電話のメールで案内するとしています。
「ギャラクシーノート7」は、8月2日、アメリカで初めて公開されてからメディアと消費者の話題を呼び、8月19日から韓国とアメリカで販売されましが、発売直後からバッテリー発火問題が相次いだため、9月2日、三星電子は生産を一時停止し、9月下旬から新しい製品との交換を行っていました。
しかし、アメリカなどでは交換したあとの新しい製品からも発火問題が相次いだため、生産を完全に打ち切ることになりました。
一方、こうした問題が発生した要因については、「新製品の更新に追われて『スピード競争』というどろ沼に陥り、リスク管理に失敗した」という指摘が出ています。
また、早まった交換の決定なども要因として挙げられています。