今月から来年3月までの6か月間、特定のクルーズ船に乗って韓国入りする観光客にビザを免除する制度が試験的に行われます。
法務部が14日、明らかにしました。
対象となるクルーズ船は、中国と韓国、日本の間を主に行き来する「コスタセレナ号」と「サファイアプリンセス号」、それに「クァンタム・オブ・ザ・シーズ号」の3隻で、いずれも中国人の利用が多いクルーズ船となっています。
これまで、中国人は、現地の特定の旅行代理店を利用して予約した一部の団体旅行者に限って、クルーズ船で韓国入りする場合にビザなしで最大3日滞在できるようになっていました。
新たなビザ免除制度の実施について、中国人観光客に対するビザ免除制度を実施している済州(チェジュ)島で中国人による凶悪犯罪が相次いでいることや、不法入国の手段として悪用されるおそれがあることなどから、反対する声も出ています。