発売直後から発火事故が相次いでいる三星電子の「ギャラクシーノート7」の交換や払い戻しが13日、アメリカでも公式に発表されました。
これに先立って、中国でも11日に発表されています。
アメリカでは100万台、中国では19万台が対象となり、韓国の50万台、台湾やオーストラリアなどその他8か国の10万台を合わせると、全部で180万台です。
三星電子は、年内の全量回収を目指すとしています。
「ギャラクシーノート7」を購入した消費者は買った店などで払い戻しを受けるか、別のスマートフォンと交換することができます。三星電子の別のスマートフォンに交換した場合、最大で100ドル相当のサービスが提供されます。
「ギャラクシーノート7」は、8月2日、アメリカで初めて公開されてからメディアと消費者の話題を呼び、8月から韓国やアメリカなどで販売されましたが、発売直後からバッテリー発火問題が相次いだため、9月2日、三星電子は生産を一時停止し、9月下旬から新しい製品との交換を行っていました。
しかし、アメリカなどでは交換したあとの新しい製品からも発火問題が相次いだため、生産を完全に打ち切ることになりました。