造船業界で世界のトップ20位以内の韓国企業が、去年の7社からことしは5社に減少したことがわかりました。
イギリスの海事調査会社｢クラークソンリサーチ｣によりますと、ことし8月末の時点で造船業界の世界トップ20位以内となった韓国企業は5社で、昨年末に比べて2社減りました。
ことし1月から8月までの期間中、韓国の造船会社が受け負た船舶の受注量は37隻で、去年の同じ期間に比べて84%減少しています。
一方、トップ20位以内となった日本企業は6社、中国企業は7社で、いずれも昨年末に比べて1社増加しました。
これについて造船業界の関係者は、｢船舶の需要が世界的に減少しているなか、日本や中国は自国企業からの受注で事業を続けているものの、韓国は海外からの受注が占める割合が高かったため、業績不振に陥っているものとみられる｣と説明しています。