三星電子が発火問題で生産・販売を打ち切り、アメリカで2回目のリコールが行われている「ギャラクシーノート7」について、アメリカの消費者が初の集団訴訟を起こしたことが分かりました。
アメリカのニュージャージー州ニューアークの連邦裁判所によりますと、「ギャラクシーノート7」を購入した消費者3人が今月16日、ネバダ州、ペンシルベニア州、カリフォルニア州の消費者たちを代表して三星電子のアメリカ法人を相手取って損害賠償請求の集団訴訟を提起したということです。
この3人は三星電子が先月初めにリコールを発表した後、製品を使用していないにもかかわらず、交換製品を支給するまでのスマホの機種代やプラン料金を支払うよう求めるなど、消費者に不当な負担をさせたと主張しています。
一方、アメリカ消費者製品安全委員会は現地時間の先月15日、「ギャラクシーノート7」への公式リコールを発表しましたが、この後、交換した新しい製品からも発火事故が相次いだため、現地時間の今月13日からアメリカで販売された「ギャラクシーノート7」全量を回収する2回目のリコールを行っています。