韓国を代表する財閥グループの現代グループが、大企業集団から外されることになりました。
公正取引委員会は20日、現代グループを「大企業集団」から除外すると発表しました。現代グループが1987年、「大企業集団」に指定されて以来、29年ぶりのことです。
これは、現代グループが構造調整を行う過程でことし8月、系列会社の現代証券を売却したことに続き、今回、現代商船が現代グループ系列から分離されることとなり、現代グループの資産総額が2兆5643億ウォンに減少したことを受けてのことです。
公正取引委員会は毎年4月、資産総額10兆ウォンを超える企業を「大企業集団」に指定して発表していますが、資産総額が7兆ウォン未満に急減した企業の場合、その年のうちに指定を解除することにしています。
ことし4月現在、系列会社21社、資産総額12兆8000億ウォンだった現代グループは、10月現在、系列会社12社、資産総額2兆ウォン台の中堅企業となりました。