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社会

原爆資料館設立で韓国の関係者が広島・ 長崎視察 

Write: 2016-10-21 13:21:40Update: 2016-10-21 13:21:40

韓国で最初の「原爆資料館」の設立を進める、韓国南部、慶尚南道(キョンサンナムド)陜川(ハプチョン)郡の関係者が、長崎と広島を相次いで訪問したと日本のメディアが20日伝えました。
訪問したのは、広島で被爆した人が多く住む慶尚南道陜川で建設が進む韓国初の原爆資料館の関係者4人で、19日に長崎市を、20日に広島市を訪れています。
このうち、広島市では、広島平和記念公園内にある原爆資料館を視察し、被爆の実態を説明する韓国語のポスターなどの資料を借りたということです。今後、関連資料の貸し出しなどについて、広島市と具体的な協議を行っていくことにしたということです。
陜川郡は、現在、原爆投下時に徴用などで日本に滞在していた被爆者が最も多く暮らしている地域で、韓国で唯一の原爆被害者が集まって暮らす原爆被害者福祉会館に続いて、被爆者の歴史を伝える資料館の建設を進めています。
来年6月に建物が完成し、8月にオープンする予定です。
日本を訪問した関係者の一人は、「韓国の被爆者の実態と、なぜ韓国人が広島や長崎で被爆したのかという歴史的経緯をきちんと残したい。韓国の資料館は核兵器の廃絶に向けた小さな始まりになると考えている」と語っています。

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