厳しい猛暑となったことし8月、石炭火力発電所での発電量は、これまでで最も多い1万9115GWh(ギガワット時)に上ることがわかりました。
電力取引所によりますと、ことし8月の1か月間、全国の石炭火力発電所で発電、販売された電力量は1万9115GWhで、統計を取り始めた2002年以来もっとも高い数値となったということです。
これについて関係者は、ことしは厳しい猛暑の影響で電力消費量が多くなったうえ、安定的な電力需給に向けた第7次電力需給基本計画により石炭火力発電所10基が新たに稼動を始めたことが影響したものとみられると説明しています。
一方、ことし8月に韓国国内で取り引きされた電力量の割合を発電の方法別で見ますと、石炭による火力発電が全体の41.4%でもっとも高く、続いて原子力発電が30.1%、液化天然ガス(LNG)による火力発電が22.2%などの順となりました。
また、ことし8月の石炭火力発電所での発電量は、14年前の2002年8月に比べて2倍以上増加しています。