韓国の裁判所が、世界銀行が評価する「民事事件の解決能力」で初めて1位となりました。
韓国の最高裁判所の大法院によりますと、世界銀行が世界の190か国の裁判所を対象に、民事関連の紛争に対する解決能力を調査して発表する「民事事件の解決能力」のランキングで、韓国が初めて1位になりました。
世界銀行は、世界の企業経営環境についての報告書を毎年発表していますが、このうち「民事事件の解決能力」は、民事関連の紛争が解決するまでの期間や費用、司法手続きの質などに対する調査をもとに評価されます。
韓国の裁判所は、「民事事件の解決能力」で18点満点で14.5点を記録しており、なかでも判決文の公開やインターネット上で裁判の手続きが可能かどうかを問う「法廷の自動化」の評価で満点の4点を獲得しました。
また、訴訟が始まり、判決が確定するまでの期間が290日間で、評価対象となった世界190か国のうちもっとも短かったということです。
判決が確定するまでの期間は、中国が452.8日、アメリカは420日、日本は360日などとなっています。