「陰の実力者」とされているチェ・スンシル氏の国政介入疑惑を受けて、各種世論調査で朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する支持率が落ちているなか、朴槿恵大統領の父、朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領の銅像をソウルの光化門(クァンファムン)広場に建てようとする動きがあり、論議を呼びそうです。
朴正煕大統領記念財団は2日、ソウルで朴正煕元大統領生誕100周年記念事業推進委員会の発足式を開き、「来年、朴正煕元大統領生誕100周年を迎えるに当たり、記念銅像の建造をはじめとする多様な記念事業を推進する」と明らかにしました。
推進委員会は、光化門広場に朴正煕元大統領の銅像を建てるための推進委員会を立ち上げ、国民を対象にした募金運動を展開するとしています。
現在、朴正煕元大統領の慶尚北道(キョンサンブクド)亀尾(クミ)にある生家には、高さ5メートルの銅像が立っていますが、ソウルには銅像はありません。
光化門広場に銅像を建てるには、ソウル市の承認を得る必要があるため、銅像を 建てる ことは容易でないという見方も出ています。
推進委員会が進める事業以外にも、各自治体は、テーマ公園の建設など朴正煕元大統領生誕100周年を記念する事業を進めていますが、これらの事業に必要な予算は1800億ウォンに上っており、論議を呼びそうです。