韓国とアメリカの財界人たちが、韓米FTA=自由貿易協定を支持すると表明しました。
全経連＝全国経済人連合会とアメリカ商工会議所は10日、ソウルの全経連会館で第28回韓米財界人会議の総会を開きました。
会議には、韓国側から、委員長の韓進海運の趙亮鎬（チョ・ヤンホ）会長をはじめ、産業通商資源部の周亨煥（チュ・ヒョンファン）長官、外交部の金烘均（キム・ホンギュン）韓半島平和交渉本部長らが、アメリカ側からは、委員長のクアルコムのポール・ジェイコブス会長、マーク・リッパート駐韓アメリカ大使、ブルックス在韓アメリカ軍司令官など、両国の政府関係者および財界人会議委員70人あまりが参加し、両国の通商懸案と協力方法について議論しました。
両国の財界人は会議後に採択した共同声明書で、韓米間の安保協力を持続し、北東アジアの平和・安定のために貢献していくことで合意し、韓米FTAが両国の貿易投資の拡大と新事業創出の基盤であることを再確認したとし、韓米FTAの潜在力実現と商品・サービス・投資部門での相互利益のために、両国の財界・政府がともに努力していくことにしたと強調しました。
韓米財界人会議は1988年、韓国全経連とアメリカ商工会議所が両国の経済協力を強化する目的で設立した民間の経済協議体で、韓米FTAの締結などにも貢献しています。