韓国政府は、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を週明けの14日、仮署名する方針です。
政府関係者が12日明らにしたところによりますと、「来週14日、軍事情報包括保護協定締結に向けた3回目の実務者協議を行い、仮署名をすることになるだろう」としています。
韓日軍事情報包括保護協定をめぐっては、今月1日と9日の2回、実務者協議を行い、日本側と主な内容について意見が一致しており、現在まで合意した文言に関して、外交部は法制処に事前審査を依頼しています。
国防部は9日、ソウルで行われた2回目の実務者協議のあと、「両国は、3回目の協議について国防・外交チャンネルを通じ持続的に協議していくことにした」としましたが、3回目の協議の前に協定の文案を完成させ、法制処への審査依頼を要請したことになり、国民には追加協議を行い締結を慎重に進める姿勢を示しておきながら、締結を急いでいると批判する声が出ています。
また野党3党は9日、協定交渉の中断を求める決議を共同発議するなど強く反発しています。
韓日軍事情報包括保護協定の締結について、国防部は、法制処の審査の後、次官会議や閣議を経るなど国内法上で必要な手続きを踏み、手続きが終わり次第、正式に署名することにしています。締結は、早ければ今月中になる見込みです。