ともに民主党と国民の党、それに正義党の野党3党は15日、政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に仮署名したことを受けて、国会に韓民求(ハン・ミング)国防部長官の解任を求める建議案を提出することで合意しました。
15日に3党が会合して決めたものです。
解任建議案は30日に提出し、来月1日の国会本会議で報告、2日に採決を目指すとしています。
解任建議案の成立には、在籍議員の過半数以上の賛成が必要ですが、野党3党は過半数以上の議席を持っており、成立の可能性が高いものとみられています。
野党3党は、日本との軍事情報包括保護協定について、日本の軍事再武装を加速化し、長期的には中国や北韓との対立激化を招くおそれがあるとして、協定締結に反対を唱えてきており、政府が強引に締結する場合は韓長官の解任を求めるとしてきました。